心房細動による脳梗塞は突然起こることが特徴です。心臓でできた血栓は大きく、
脳の太い血管に詰まるので、命が助かっても、麻痺や感覚障害、言語障害など非常に強い症状が残り1)、
介護が必要となる可能性が高いと言われています2)。
重度の場合は寝たきりになることもあるため、脳梗塞を予防することが重要です。
脳梗塞には重度の
後遺症が残る危険性も・・・
要支援・要介護になる要因
心房細動による脳梗塞で
歩行困難になる、
またはなくなってしまう患者の割合
(2013年現在)
脳梗塞が発症した場合の代表的な症状が「片麻痺」と「言語障害」です3)。
●片麻痺
からだの左右どちらかに麻痺が現れます。
ペンや箸を持つのが困難な場合があります。
●言語障害
失語症と構音障害の2つに大きく分けられます。
失語症
大脳の言語領域が損傷を受けて、聞く、話す、書く、読むなどの言語 障害が現れます。
構音障害
舌や唇、のどなど話すことに関係する筋肉の運動障害が現れます。
内山真一郎:名医の図解脳梗塞の予防・治療と生活のしかた,P76-79,2017
●片麻痺
からだの左右どちらかに麻痺が現れます。
ペンや箸を持つのが困難な場合があります。
●言語障害
失語症と構音障害の2つに大きく分けられます。
失語症
大脳の言語領域が損傷を受けて、聞く、話す、書く、読むなどの言語 障害が現れます。
構音障害
舌や唇、のどなど話すことに関係する筋肉の運動障害が現れます。
その他にも、以下のような症状が現れることがあります3)。
脳梗塞と思われる症状が
現れた際には、
医師にご相談ください。
<出典>
1) 木村哲也:聖路加国際病院の健康講座 ゼロからわかる脳梗塞,p28,株式会社世界文化社,2013
2) 奥村 謙: JPN. J. Electrocardiology 31: 292, 2011
3) 内山真一郎:名医の図解脳梗塞の予防・治療と生活のしかた,P76-79,2017
監修
東京慈恵会医科大学 臨床薬理学
教授 志賀 剛 先生